生活保護で生計を立てている世帯や家族は急増しているようですが、内縁関係の夫婦でも受給は可能なのでしょうか。
今回は内縁関係における生活保護受給について考えてみましょう。
生活保護とはどうした場合に受給できるもの?
生活保護は、生活保護を希望する人が働いても資産をもってしても生活に困窮する場合に人並みの生活が送れるように支援する制度です。
母子家庭など、ひとり親世帯で十分に生活費を稼ぐことができない場合などにも申請して支給することもできますが、十分に働ける能力があるのにパチンコや賭け事に使ってしまい不正受給をしている場合や本来生活保護を受けるべき世帯に支給されないなどの問題も出てきています。
内縁関係でも受給は可能なの?
実は生活保護を受給するための審査は自治体によってかなり異なるので場合によってはなかなか受給できないこともあります。
内縁関係においては受給できるのかというと、基本的に生活保護は世帯の収入がどのくらいかによって受給が必要なのか判断されるため、内縁関係の夫や妻の収入や資産が全くない状態でなおかつ働けず生活費を捻出することができない場合には支給対象となることがあります。
受給を希望する場合には、役所などの生活保護課などで相談するのが良いでしょう。
資産やその他の制度を活用するように求められることもある
生活保護は本来簡単に受給できるものではありません。
まずは車や生命保険、不動産などを所有しているのならそれを生活費に活用するように求められます。
また、内縁関係の夫あるいは妻のそれぞれの親族から援助はできないのかを求められたり、その他各種年金や、子供がいるのであれば児童扶養手当、雇用保険や健康保険などの制度をもってしてもそれでもなお生活が困窮する場合には支給対象になることもあります。
内縁関係でも受給できるかについては住んでいる地域の役所で確認してみるのが良いと思われます。