日本では婚姻届けを役所に提出して結婚生活を送るのが一般的ですが、中には婚姻届けを提出しないまま何年もそのままで過ごし内縁関係で共同生活を送っている男女も増えてきているとされています。
では、内縁関係におけるメリットとはどんなことなのでしょうか。
名前の変更の手続きが省ける
結婚すると女性は会社から免許証から印鑑から、すべての苗字を男性側の苗字に変える必要が出てきますが、苗字が変わってうれしい反面これが結構な手間と感じる人も少なくありません。
内縁関係であれば、苗字はそのままで一緒に共同生活を送ることができるため、変更の手続きをせずにすぐに一緒に暮らすことが可能です。
平日仕事があって役所に行けない人に摂っては非常に大きなメリットとではないでしょうか。
また、あまり知られていませんが年金上の扱いは婚姻届けを提出したときと同じだとされています。
離婚届けを提出する必要がない
離婚をするのには結婚するときよりも労力を使うと、離婚経験者の多くは語ることがありますが、お互いの合意の上で離婚を決意した場合離婚届を役所に提出する必要がありません。
婚姻届け自体を提出していないのですから当たり前といえば当たり前かもしれませんが、離婚届は一枚しかくれないようなので間違ったりすると書き直すためにもう一枚役所に取りにいかなければならないなどの手間は省けるのはメリットと言えるでしょう。
ただし、正当な理由がないのにどちらか一方が別れたいとなった時は慰謝料請求をすることは可能です。
煩わしい親せき付き合いをしなくても良い?
これは家族や親せきの付き合い方によっても異なりますが、婚姻届けを提出して「嫁」あるいは「夫」となるとお互いの家族に定期的に合いに行く必要が出てきたり、どちらか一方の親せきの集まりがあれば参加しなければならないなど面倒がありますが、内縁関係であれば良い距離を保ちながらそこそこに付き合いで済むことも考えられます。
ただ、内縁関係の配偶者の一方が家族ぐるみの付き合いを望む人だった場合にはそうはいきませんのである程度お付き合いが必要になることもあるかもしれません。
これも人によるかもしれませんが、お互い男女平等で良い緊張感を保ちながら付き合うことができるというのもメリットの一つと言えるでしょう。