会って付き合っているだけのうちは優しかったのに、結婚したり内縁関係になることで内縁の夫が子供に暴力ふるって虐待するケースというのは増えているようです。
もし、大切な自分の子供の身にそんなことが起こってしまった場合にはどう対処していけばよいのでしょうか。
DVは治らない
子供や自身に暴力をふるっても一時的なもので、その後は信じられないくらい優しくなるから別れられないという女性も少なくありませんが、それが大切な子供にまで被害が及んでしまっても別れられないといえるでしょうか。
DVは一過性のものではなくましてや治療などで治るものではないのでずっと一緒にいる以上自分も子供も内縁の夫の暴力に悩まされることになります。
暴力を振るわれた場合、相手が心を入れ替えたり変わる気配がないのであれば直ちに子供を保護して避難することをおすすめします。
虐待死で亡くなる子供のうち、10%は内縁の夫の暴力によるもの
もともとのリーダーであったオスを打ち負かし、新たに群れのリーダーになったライオンのオスは、まずメスライオンの子供をすべて殺すことから始めるといわれています。
自分の子孫を残すために、前のオスの子供ライオンを抹消しておくというのは動物の本能とも言えますが、人間においてもその理屈は起こるようです。
全国でも虐待死による子供の加害者は、血縁関係のない夫であることが多いとされています。
母親である女性も暴力に負けてしまったり感情が麻痺してしまうことで自ら子供を危険にさらしてしまうこともあるため、暴力を振るわれた場合には直ちに対処する必要があるといえるでしょう。
子供を守るためにも内縁関係の解消を
では、子供を内縁の夫からの暴力から守るために歯は親がするべきこととは何でしょうか。
まず、内縁の夫からの非難は当然ですが、内縁関係の解消をすること、暴力によって受けた損害賠償や慰謝料の請求などを行うのが良いでしょう。
内縁関係であっても、実際結婚とはほとんど変わりがありませんので、話し合いがこじれた場合には調停や申し立てをすることもできますが、慰謝料や損害賠償はいいからとにかく内縁の夫から離れたいという場合には調停中も会わずに済むように弁護士を立てるのも一つの手段といえます。